BELS ではどうやって省エネ性能を評価しているのか?

引用元:https://www.yamatojk.co.jp/sumai/bels
BELSとは 5段階評価で、住宅にどのくらいの省エネ性能があるのかを表すものでしたね。
星の数で評価され、多いほど省エネ性能が高い家と言えます。
ところで、BELSではどのように評価をしているのでしょうか?今回の記事ではそこについて触れようかと思います。
BELS で評価される住宅性能には、次のものがあります。
- 外皮性能
- 一次エネルギー消費量
それぞれ解説していきます。
外皮とは、住宅と外との境界部分のことを言います。住宅外周の壁、窓、床、天井、玄関本体のことを言います。外皮性能とは、こう言った外皮の断熱性能、気密性、防音性、耐久性がどのくらいあるのかを示すものになります。
国が目指しているのは、「資源をロスなく使うこと」であり、外皮性能が高い物件が増えることを目指しています。
家に設置されているエアコンやエコキュートで効率よく水や空気を暖めて、資源のロスを少なくしたいのです。
一次エネルギーとは太陽光、風力、波力、地熱と言った、クリーンな再生可能エネルギーのことです。
具体的な計算方法

①の、5段階星はどうやって計算しているかについて説明します。
この星は BEI と言う指標をもとに算出されています。BEI とは次の計算式で計算されます。
BEI = 設計一次エネルギー消費量 / 基準一次エネルギー消費量
設計一次エネルギー消費量とは、高断熱性の外皮性能や省エネ家電を使う前提で計算されたエネルギー消費量のことです。この数字は、設計段階で出すことができるものになります。
基準一次エネルギー消費量とは、省エネ住宅のことは考慮しないで、坪数や間取り、日射条件などから機械的に計算されて出てきたエネルギー消費量のことです。
↑私が調べたところでは、なんとなくこんな感じのニュアンスでした(^^;。もしもっといい解釈があるようでしたらコメントなどいただけると嬉しいです。
このBEIの値が小さいほど「効率よく資源を使うことのできる家」と言えます。
下表を見てください。BEI によってこんな風に5段階評価されます。

参照元:https://www.yamatojk.co.jp/sumai/bels
BELSの他の指標について

②〜⑥ についてもいろいろ調べたいところですが、今回はこのくらいにします。
またおいおい記事にします。