住宅建築写真の撮り方 & Web活用術①

こんにちは。今回の記事では建築写真の撮り方について学んだことを皆さんと共有できたらなと思います。
建築写真とは、キッチンや浴室、洗面所や外観などを撮影したものになります。
写真を撮るのは簡単ですが、プロの写真家によると撮り方にも色々こだわりがあるようです。今回の記事ではそのことについて共有したいと思います。
撮影する前に考えること

建築写真を撮るときに大切なことは、水平垂直を意識することです。そして撮影する前にこれらのことについてどうするのかを考える必要があります。
- 撮影ポジション
- アングル
- 構図
それぞれ解説します。撮影ポジションとはどの位置から撮影をするのかを意味します。同じ部屋でも立つ位置が違えば当然見え方は違ってきます。どこの位置から撮影するのかを撮影ポジションといいます。
アングルとは撮影するときの、カメラの角度のことです。
上から下に向かって撮ることをハイアングル、目線の高さで水平に撮ることをアイレベルアングル、しゃがんで下から斜め上に向かって撮ることをローアングル と言います。
こちらの写真を見てください。

水平垂直が意識されていて、整然としているのがわかるかと思います。また構図もはっきりしているのもわかります。撮影ポジションは、正面から整然とした感じになっていますね。アイレベルアングルで撮られています。
構図とはどんなふうに被写体をイメージして撮るかということです。被写体の何を伝えたいのかとも言えます。こちらの図を見てください。

お花畑全体を撮る構図と、お花畑に咲く花に可愛らしさに焦点を当てている構図の写真です。構図の違いがお分かりいただけたかと思います。
リビングを斜めから撮るというやり方もあります。

こちら↑の写真は斜めからリビングを撮っていますね。斜めからアイレベルアングルと撮っています。ですが水平垂直も意識されていて部屋全体が明るく、広々としているのがわかりますね。
構図にはシンメトリー構図や対角線の構図などがあります。シンメトリー構図とは左右対象もしくは上下対象となっている構図のことを言います。
例えばこちら↓の写真はシンメトリー構図です。

対角線構図とは、被写体を対角線上に置いたり、対角線上に斜めに撮影したりする方法をいいます。 先ほど見せたリビングを斜めから撮ったような構図のことを言います。
建築写真を撮るときは水平垂直、ポジション、アングル、構図をはっきり決めて撮る事が大事です。適当に撮影すると様々な問題が出ます。
何を撮りたいのか、対象物が明確ではない写真、全体的に暗くて印象が悪い写真は NG です。
洗面所をとったとして、洗面台が途中で切れていたりすると印象が悪くなります。
撮影するときのポイントとしては
- 撮影する場所を片付ける
- 花、観葉植物などの効果的なディスプレイ
- リフォームの場合ビフォーアフター
- 水平垂直に意識する
こういったことにも気をつけると、いい写真が撮れます。建築写真とは奥が深いようです。こだわろうと思えばいくらでもこだわることができます。
調べれば調べるほど面白くなってきますね(^。^)。
今回の記事では、ここまでにします。次回の記事で、水平垂直に関することについてもう少し深掘りできればと思います。