今後空き家が増える!?

こんにちは、実は悲しいお知らせがあります。
なんと、今後日本社会において空き家が増えると言われています。まずはこちらのグラフ↓を見てください。

こちらのデータは 2016年 のものになります。2016年 と 2021年 をみると、数% 程の差しかないような気がします。確かに肌感覚的にも、ちょいちょい空き家は出てきてはいるのですが、たくさん増えたというような実感はありません。
10軒中、空き家は1〜2軒 と考えたら、なんとなくそんな感じかという感覚だと思います。
ですがこれがなんと10年後には、三分の一に達するというのです。
空き家ってお化け屋敷みたいで、鬱蒼としていて不気味ですよね。
10軒中1軒ならまだなんとかなりそうな気もしますが、三分の一にもなると異常になると思います。不法占拠者が住み着いたり、治安があるくなったり、汚くなったりしそうです~_~;。
ではどうして空き家が増えるのかというと、理由の一つが、一人暮らしの高齢者が亡くなったり、施設に入居する方が増えるからと言われています。
こちら↓の図を見てください。内閣府が発表したデータです。

棒グラフは独居老人の数です。ここに着目すると、恐ろしいことがわかります。
当然その人が亡くなれば、親族が相続して撤去しない限り、空き家となります。
相続人が相続放棄をする場合(親族が空き家を放棄した場合)、家庭裁判所にいって相続財産管理人という人を選任しなければなりません。相続財産管理人とは、空き家を相続人に代わって管理をする人のことです。
民法によると、選任された相続財産管理人は家や相続財産の清算等を行い、借金などが残っていた場合、その時の清算金から精算をします。
そして、残った相続財産を国庫に引き継ぐことになっています。
国庫に引き継ぐとは、国有化するということです。国や役所がその家を引き取って管理をすることになります。
ですが、国が引き取ってくれない場合もあります。というか、ほとんど引き取ってくれないようです。売れる不動産、友好活用できる不動産なら引き取ってもらえるのですが、そうでないなら国も欲しくないからです。
この場合、相続人は相続財産管理人に報酬を払って、財産管理を委託するという形になります。つまり、家の管理費、維持費を払い続けなければなりません。
都心部なら国に空き家を引き取ってもらえる可能性はあるのですが、田舎や山の中にあるような家だと、引き取ってもらえない可能性が高いです。
なので空き家を処分するのは大変になります。
こんな空き家が 10年後 三分の一になると思うと、ぞっとしませんか?
なのでリフォーム屋が大活躍することでしょう。
空き家を引き取って、新築同然に復活させることができたなら!
新築よりも安い値段で施主に販売することができたなら!
素晴らしいと思いませんか。こんな事業をやってみたい。
コメント