ウッドショックが起きた原因

ウッドショックが起きた原因

以前の記事でウッドショック とは何かについてを述べました。

現在の建築業界はその影響をじわじわ実感しつつあります。

今回の記事では、なぜウッドショック が起きたのかについて述べたいと思います。

大きな原因の一つに、コロナ渦におけるアメリカ社会で、住宅需要が一気に増加したことがあります。

コロナの影響で、会社に出社していた人たちが在宅勤務・リモート勤務に移っていきました。日本でもそうですが、アメリカでも同じことが起きました。

コロナが発生する以前は出社するというスタイルが一般的だったので、都市部や、会社の近くに住む必要がありました。

そのころのアメリカ人はというと、アパートやマンションに住む人が多かったようです。

ですがリモートワークが普及するにつれ、毎日会社に通う必要がなくなり、郊外に引っ越す人が増えていきました。

引用元:FORELAND REALTY NETWORK

こちら↑の図はアメリカでの住宅着工件数です。2020年後半からものすごい勢いで増加していることがわかるかと思います。

アメリカで住宅ラッシュが起きているので、北米産の木材がアメリカで消費されています。そのため日本に入ってくる木材が少なくなり、値段が上がってしまいました。

以前の記事でも取り上げましたが、日本ではかなりの割合を輸入木材に頼っています。

この↓図を見ると全体の 16.3% は、北米産ということがわかります。国内需給率は 32.4% です。

引用元:森林・林業学習館

「国産の木材をもっと生産すれば大丈夫なのではないか」と思われるかもしれませんが、なかなかそうもいかないのです。なぜなら木を切る木こりを急に増やすことができないからです。

アメリカでの住宅ラッシュのせいでウッドショック になったのは分かったのですが、実は他にも原因があります。

コロナを乗り切った中国でも、同様に住宅需要が高くなっている傾向があります。今後リモートワークになり都市部に住む必要がないこと、アパートやマンションのような集合住宅は病気感染のリスクがあるという理由から需要が高くなっています。

コロナが発生する前から中国で木材需要が増えてきたのに加え、今回のコロナのせいで需要が増えています。

引用元:林野庁 木材貿易対策室

コロナって恐ろしいですね、我々の生活をこうも一変させるほどの威力を持っています。

今後感染症や病気に対する世間の関心はもっと増えていくのではないかと思います。

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