スマホアプリで禁煙治療

最近ではスマホやタブレット端末を活用して医療を行う取り組みが広がっています。
海外では医療現場にIoTを導入する取り組みのことをMobile Health(mHealth)と呼んでいます。
特に、Mobile Healthを期待しているのは禁煙治療の分野です。
病院で禁煙治療を受けるためのプログラムは3ヶ月に5回受診するというプログラムになっているのですが、5回全ての受信を完了させるのは全体の3割り程度と言われています。
しかも禁煙外来って結構高額です。保険が適用される場合で13000~20000円程度です。
保険適用されない人が受ける自由診療は4万3000円から6万7000円くらいになります。
これだけ高額だと唖然としますね~_~;。でも安心して下さい。禁煙治療のためのスマホアプリが開発されていることをご存知ですか?
慶應義塾大学と株式会社キュア・アップが共同で開発したCureApp禁煙は、日本で初めてニコチン依存治療用として効果が確認されたアプリになります。
このアプリは日本の禁煙治療ガイドライン「禁煙治療のための標準手順書」の内容に基づいて開発されたものです。
CureApp禁煙とはどんな機能を持っている?

禁煙中にタバコが吸いたくなったとします。
するとスマホがそのことを感知し、喫煙したい欲求を逸らすために話しかけてくれたり、禁煙治療のための教育動画をレコメンドしてくれりします。
このアプリには予め、膨大なビックデータを活用して、「**な性格の人は**な行動をしたとき、タバコを吸いたがる」といったパターンを理解させてあるようです。
他にも、呼気に含まれる一酸化炭素濃度などをスマホで測定して、デジタル禁煙日記を自動でつけてくれる機能もあるようです。
こういった禁煙治療アプリがもっと進化したらどうなるのか興味深いです。
例えば、タバコを吸おうとしたら急にゾンビ襲われるVRが出てきたらどうですか?
そういった恐怖体験を禁煙治療と組み合わせるというのも面白そうですね。
こんな感じのアプリを作ることができたら儲けられるような気がします^o^。